自分で作れば安上がり!国産ニンニクの栽培方法

ニンニク栽培の基礎知識

 

にんにく畑

 

 

まずは農家でおこなわれる一般的な栽培方法を学ぶことにしましょう。ニンニク栽培にあたっては、まず土づくりがポイントとなるのですが、これは、ニンニクの栽培だけに限ったことではなく、他の食物を栽培するのにもやはり土づくりが重要となっているのです。

 

特に有機栽培法の場合では堆肥作りが最も重要な作業工程となります。これは実際に栽培を始める何ヶ月も前から作業を繰り返して、ようやくニンニク栽培に適した堆肥になっていくのです。農家では堆肥や肥料をやりながら、トラクターを使って根気よく耕し続け、こうして土造りが終わったら、やっと植え付けに取りかかることができます。

 

ニンニクの場合は球根の鱗片を植え付けて栽培するのですが、だいたい8月末から9月中旬までには植え付けを完了させるようにします。ニンニクの生育は意外と早いもので10月に入れば早くも芽を出し始め、新しい葉が出始めてから約1ヵ月後には、畑一面がニンニクの葉の緑色で埋め尽くされた状態になります。植え付けから10カ月が経過し、今度はニンニクの葉が枯れ始めてくる7月に入ればいよいよ収穫の時期となります。

 

収穫したニンニクは1本1本きれいに土を落として、葉と根を切り取って分けておきます。ここまででだいたい11カ月かかっていますが、土地を耕す期間を入れると1年以上の作業が費やされていることになります。このように、かなり手がかかるのがニンニクの栽培なのです。