自分で作れば安上がり!国産ニンニクの栽培方法

自家製ニンニク栽培の注意点

 

 

自家製で毎年結構な量が収穫できるようになれば、実に安上がりで結構な事ですが、補足としてニンニクを自家栽培する時の注意事項を説明しなければなりません。

 

注意事項はつい忘れてしまいがちになってしまうものですが、安くておいしいニンニク栽培を成功させるには是非気を配っておきたい点となります。

 

まずは、ニンニク栽培で心配されるベト病、灰かび病、黒斑病などの病気があるということで、ここではこまめに除草をすることがポイントになります。農場でもベト病が流行することがあるそうで、このベト病になると葉の一部がオレンジ色に変色してしまいます。ベト病の菌は風に乗って遠くの畑までも感染が拡大してしまうことがあるので大変なのです。

 

特に無農薬にこだわっている農場の場合では、ニンニクベト病にかかっても薬を散布するわけにはいかないのでかなり大変なことになります。食べられなくなるわけではありませんが、品質はかなり低下してしまうとのことです。せっかく手間と時間をかけてのニンニク自家栽培ですから虫や病気を予防する意味でも、除草はこまめにすることを心がけてください。

 

もうひとつはトウ立ちに注意することです。トウ立ちとは気温などの影響で、花を咲かせたままで急に茎が育って伸びてしまう状態になることで、従ってニンニクがトウ立ちするのは春になって暖かくなる頃となります。このままですと球が細くなって正常に育たなくなるので、トウ立ちを見つけたらすぐ摘み取るようにしてください。ちなみに摘んだ芽はいわゆる「ニンニクの芽」ですから、肉いっしょに炒めればおいしく食べられます。